cannibaljapan2015.10.14
キャンニバルジャパンアスリート 前田凌輔選手 第21回日本トライアスロン選手権(2015/東京港) レースレポート
第21回日本トライアスロン選手権(2015/東京港) 2015.10.13 前田凌輔
雨の振る中、レーススタート3時間ほど前に現地入りをしてゆっくりと身体を動かし始めました。
動作をひとつひとつ確認しながら身体を温めていき、軽く刺激を入れながら。3種目共感覚はよく、
リラックスしてスタートラインに立ちました。
3週間前に出場したレースの時よりも、確実にパフォーマンスは上がっていました。
SWIM 1500m (750m×2lap)
フォーンが鳴ると同時に飛び出し、水面に浮き上がってきたときには身体ひとつ分抜け出すことに成功。
そのまま真っ直ぐ第一ブイを目指して泳いでいると、左から一人選手が明らかに速いスピードで横を通り過ぎて
いく。スタート前から周りのことは気にせずに自分のペースで泳げば先頭でレースを展開していけると思っていた
が、ここで少しの気の緩みからその選手の後ろについていこう、という考えに至ってしまった。
その結果、ついていった選手が第一ブイに辿り着く前に失速をしており、右の方をいくレースナンバーが
若い選手のパックの後ろにつく形になってしまう。第一ブイを回るときには10番目あたりで軽くバトルになり、
その隙に前の6人との差が開いていた。
そこからはほぼ単独で前を追っていたが、いつもなら軽く追いつけているはずの差が何故か縮まらない。
落ち着いてフォームを整え立て直し再度追いかけ続けたが、少しずつ差がつまりまた差が開くの繰り返しで、
最後まで追いつくことはできなかった。ここで前との差は10秒。
ビーチラン、トランジッションも全力で駆け抜け、バイクスタート時には7秒差までタイムを詰める。
BIKE 38.8km (4.86km×8lap)
はじめの2kmが運命の分かれ道。路面がウェットでトランジッションの出入り口では女子選手が何人も落車していると
聞いており、そのポイントで慎重になりすぎた結果、前と差が少し開いてしまう。
さらには先頭の選手以外の5人が既に集団を形成しており、ペースが上がっている。
バイクには多少なりとも自信はあったので、後ろは振り向かず前だけを目指し夢中でおっていたが、
夢中になりすぎていていつもの乗り方ができておらず無駄に足をつかってしまい、差がつまりはじめたところで
足がなくなってしまった。この状態でひとりで追い続けても差は開く一方になってしまうので、
後ろからくる4人を待ち再度前を追う。だが先頭パックは6人で統率もしっかりとれていたが、
僕たちのパックは統率はとれていたが足が揃っていない。そのまま3周追いかけたが差は5秒、10秒と開く一方。
4周目に入り、後ろの集団から抜け出してきたベテラン2人がいたので一旦呼吸を整え、その2人を集団に加え
再び追走。しかしその後も差は詰まらず、残り2周で先頭パックの落車の影響で10秒ほど差が縮まったが、
55秒差でバイクフィニッシュ。
RUN 10km (2.5km×4lap)
3週間前に出場したレースの反省をいかし、出だしからピッチを上げて実力のある選手についていく。
まだまだ上をいく選手と同等、それ以上の走りはできないがそれでも勝つ望みを探りながら走り続ける。
2周目を終えた時点で8位タイ。それほど足への負担も感じずにリラックスして走れていたので、このまま8位争い、
前をいく7番手の選手とも争っていけると思い淡々とレースを進めていたが…。
3周目の折り返しを過ぎ6.5kmあたりから急に足が止まったように動かなくなる。
抜かれた選手に必死についていこうと何度もトライしたが、気持ちとは裏腹に身体は動かせなかった。
ゴールまで500mのところでも身体は反応できず、5人に抜かれ14位でフィニッシュ。
このレース内容、結果でこのようなことを言うのは恥ずかしいくらいですが、ランに関しては今大会で今シーズン
一番の走りができたのではないかと思います。スイム、バイクは本来の力を出すことができなかった、
もしくは力自体が足りないのかを改めて考え直すきっかけになるレースでした。
今大会をもちまして2015年シーズンが終了致しました。今シーズンも昨シーズンに引き続き、
ランのトレーニングに関しては我慢我慢の連続でできる限りのことをやってきました。
そしてようやくトレーニングがしっかりと積めるようになってきてからの初めてのオフシーズンに入っていきます。
このオフシーズンでどれほど成長できるのか自分でも楽しみです。
来シーズンは結果を求めたレースができるように、毎日を大切に過ごしていきます。
2015年 Bullets、前田凌輔を応援して頂きありがとうございました。
もう少し時間はかかるかもしれませんが、これからもよろしくお願い致します。
第21回日本トライアスロン選手権(2015/東京港) 2015.10.13 前田凌輔
雨の振る中、レーススタート3時間ほど前に現地入りをしてゆっくりと身体を動かし始めました。
動作をひとつひとつ確認しながら身体を温めていき、軽く刺激を入れながら。3種目共感覚はよく、
リラックスしてスタートラインに立ちました。
3週間前に出場したレースの時よりも、確実にパフォーマンスは上がっていました。
SWIM 1500m (750m×2lap)
フォーンが鳴ると同時に飛び出し、水面に浮き上がってきたときには身体ひとつ分抜け出すことに成功。
そのまま真っ直ぐ第一ブイを目指して泳いでいると、左から一人選手が明らかに速いスピードで横を通り過ぎて
いく。スタート前から周りのことは気にせずに自分のペースで泳げば先頭でレースを展開していけると思っていた
が、ここで少しの気の緩みからその選手の後ろについていこう、という考えに至ってしまった。
その結果、ついていった選手が第一ブイに辿り着く前に失速をしており、右の方をいくレースナンバーが
若い選手のパックの後ろにつく形になってしまう。第一ブイを回るときには10番目あたりで軽くバトルになり、
その隙に前の6人との差が開いていた。
そこからはほぼ単独で前を追っていたが、いつもなら軽く追いつけているはずの差が何故か縮まらない。
落ち着いてフォームを整え立て直し再度追いかけ続けたが、少しずつ差がつまりまた差が開くの繰り返しで、
最後まで追いつくことはできなかった。ここで前との差は10秒。
ビーチラン、トランジッションも全力で駆け抜け、バイクスタート時には7秒差までタイムを詰める。
BIKE 38.8km (4.86km×8lap)
はじめの2kmが運命の分かれ道。路面がウェットでトランジッションの出入り口では女子選手が何人も落車していると
聞いており、そのポイントで慎重になりすぎた結果、前と差が少し開いてしまう。
さらには先頭の選手以外の5人が既に集団を形成しており、ペースが上がっている。
バイクには多少なりとも自信はあったので、後ろは振り向かず前だけを目指し夢中でおっていたが、
夢中になりすぎていていつもの乗り方ができておらず無駄に足をつかってしまい、差がつまりはじめたところで
足がなくなってしまった。この状態でひとりで追い続けても差は開く一方になってしまうので、
後ろからくる4人を待ち再度前を追う。だが先頭パックは6人で統率もしっかりとれていたが、
僕たちのパックは統率はとれていたが足が揃っていない。そのまま3周追いかけたが差は5秒、10秒と開く一方。
4周目に入り、後ろの集団から抜け出してきたベテラン2人がいたので一旦呼吸を整え、その2人を集団に加え
再び追走。しかしその後も差は詰まらず、残り2周で先頭パックの落車の影響で10秒ほど差が縮まったが、
55秒差でバイクフィニッシュ。
RUN 10km (2.5km×4lap)
3週間前に出場したレースの反省をいかし、出だしからピッチを上げて実力のある選手についていく。
まだまだ上をいく選手と同等、それ以上の走りはできないがそれでも勝つ望みを探りながら走り続ける。
2周目を終えた時点で8位タイ。それほど足への負担も感じずにリラックスして走れていたので、このまま8位争い、
前をいく7番手の選手とも争っていけると思い淡々とレースを進めていたが…。
3周目の折り返しを過ぎ6.5kmあたりから急に足が止まったように動かなくなる。
抜かれた選手に必死についていこうと何度もトライしたが、気持ちとは裏腹に身体は動かせなかった。
ゴールまで500mのところでも身体は反応できず、5人に抜かれ14位でフィニッシュ。
このレース内容、結果でこのようなことを言うのは恥ずかしいくらいですが、ランに関しては今大会で今シーズン
一番の走りができたのではないかと思います。スイム、バイクは本来の力を出すことができなかった、
もしくは力自体が足りないのかを改めて考え直すきっかけになるレースでした。
今大会をもちまして2015年シーズンが終了致しました。今シーズンも昨シーズンに引き続き、
ランのトレーニングに関しては我慢我慢の連続でできる限りのことをやってきました。
そしてようやくトレーニングがしっかりと積めるようになってきてからの初めてのオフシーズンに入っていきます。
このオフシーズンでどれほど成長できるのか自分でも楽しみです。
来シーズンは結果を求めたレースができるように、毎日を大切に過ごしていきます。
2015年 Bullets、前田凌輔を応援して頂きありがとうございました。
もう少し時間はかかるかもしれませんが、これからもよろしくお願い致します。