cannibaljapan2015.12.22
2015 ニュートリグレンアイアンマンシリーズラウンド 4 の様子をレポート届きました!
ニュートリグレンアイアンマンシリーズが行われているオ-ストラリアでトレーニングそして選手としても活躍している
ライフセービング競技日本代表 西山俊 選手から
ニュートリグレンアイアンマンの様子をレポートしていただきました!
臨場感あふれるレポートお楽しみください!
こんにちは!ライフセーバーの西山俊です。
オーストラリアで行われている、ライフセービングのプロシリーズ、
通称「ニュートリグレイン」の観戦レポートをお届けします!
ラウンド4のコースレイアウトは「Mシェイプレース」。
本来「コ」の字で周回するレースですが、波打ち際にもうひとつブイが設置され、
それを「M」字型に周回するレイアウトとなっています。
さらにそのコースでアイアンマンを2回。
スキー→スイム→ボード→スキー→スイム→ボード とすなわち6種目M字周回する過酷なロングレースとなりました。
レース開始は午前11時半。まずは女子のレースから始まりました。
昨年トリプルクラウン(オーストラリアのライフセービング3大大会全てで優勝すること)を獲得した、
絶対的王者エリザベス・プリマースの直前の怪我による欠場により、レースは誰が勝ってもおかしくない状況に。
風による腹~胸サイズのウネリは入っているものの、湾になっていて岩場も多いニューキャッスル特有の地形に
より、波は崩れにくいコンディション。
波打ち際に強めのショアブレイクが崩れているのみで、それをいかにスムーズに超えてくか、
そしていかに沖で小さな風波を掴むか、という攻防が続きました。
1週目のボードを終えた時点では、僕と同じクラブメイトのハリエット・ブラウン選手が後続を突き放して大きく
リードしていたものの、2週目のスキーでショアブレイクにはまってしまい大きく後退。
1週目をずっと中盤で耐えていたカースティ・ヒギソン選手が一気に先頭に。
そのまま最後のボードレグを逃げ切り、ウィニングウェーブに乗ったのはカースティ・ヒギソン選手でした。
男子のレースが始まったのは午後1時過ぎ。
女子のレース時よりも風が強まり、少し沖でも波が崩れるようになりました。
沖から波を掴めるため、女子よりも男子は順位の入れ替わりが多くみられました。
特にM字シェイプの中間、波打ち際でのブイ回りはスキーやボードを持ちながら走るため、
選手同士のコンタクトが多く、とても白熱したレースが展開されていました。
昨日のroun3で優勝したマット・ベバラクワ選手はスキーでのスタートに失敗し最後尾からのスタート。
本命のシャノン・エクステイン選手、マット・プール選手、アリ・デイ選手などは順調に先頭集団でレースを
展開していました。
レースが大きく動いたの1週目のボードレグと、2週目のスイムレグ。
風が強まり沖から風波を掴む技術がものをいました。
1週目のボードで集団が大きく分かれ、2週目のスイムが終わり先頭に立ったのはシャノン・エクスティーン選手と
マット・プール選手。
M字の最終ブイを回った時点ではマット・プール選手が5mほど前でパドルしていましたが、
シャノン・エクスティーン選手は冷静にゴールからは遠くなる方向の左へ移動。
すると、ここでしか乗れない!としか言いようがない風波が崩れ、大きな波となり、
ビーチまでその波を乗りついてフィニッシュ。
ひとつ後ろの風波を掴んだマット・プール選手は惜しくも敗れました。
風・波を読む力、レースの展開のうまさが最後の最後に現れた、オーストラリアで
現在最高のサーフスキルを持つシャノン選手のベテランレースが見られました。
現在のトータルポイントでは、女子はジョーダン・マーサー選手、
男子はシャノン・エクスティーン選手がリードしています。
1月中旬にニューサウスウェルスのノースクナラビーチで行われるラウンド5・6で、最後の勝敗が決まります。
誰が今年度のキング・クイーンとなるのか、全豪中が注目しています。
日本も、これぐらいライフセービングスポーツが盛り上がってほしい!
いや、僕が盛り上げます!必ず!
西山 俊 選手 フェイスブック アスリートページ
「SHUN Nishiyama - ironman」
https://www.facebook.com/shunnishiyama0933?fref=photo
■プロフィール
名前:西山俊(ニシヤマシュン)
年齢:26歳
出身地:神奈川県
経歴:1988年、神奈川県生まれ。
ライフセービングを始めたのは大学に入学してからだが、大学3年で日本代表に選出。
その後も、全日本選手権アイアンマンレース優勝などの記録を残しながら現在にいたる。
ライフセービング歴は8年。現在は湯河原ライフセービングクラブに所属。
国内外でトレーニングを行いながら、ライフセービングの普及に努めている。
西山俊 選手、素敵なレポートありがとうございました。
ニュートリグレンアイアンマンシリーズが行われているオ-ストラリアでトレーニングそして選手としても活躍している
ライフセービング競技日本代表 西山俊 選手から
ニュートリグレンアイアンマンの様子をレポートしていただきました!
臨場感あふれるレポートお楽しみください!
こんにちは!ライフセーバーの西山俊です。
オーストラリアで行われている、ライフセービングのプロシリーズ、
通称「ニュートリグレイン」の観戦レポートをお届けします!
ラウンド4のコースレイアウトは「Mシェイプレース」。
本来「コ」の字で周回するレースですが、波打ち際にもうひとつブイが設置され、
それを「M」字型に周回するレイアウトとなっています。
さらにそのコースでアイアンマンを2回。
スキー→スイム→ボード→スキー→スイム→ボード とすなわち6種目M字周回する過酷なロングレースとなりました。
レース開始は午前11時半。まずは女子のレースから始まりました。
昨年トリプルクラウン(オーストラリアのライフセービング3大大会全てで優勝すること)を獲得した、
絶対的王者エリザベス・プリマースの直前の怪我による欠場により、レースは誰が勝ってもおかしくない状況に。
風による腹~胸サイズのウネリは入っているものの、湾になっていて岩場も多いニューキャッスル特有の地形に
より、波は崩れにくいコンディション。
波打ち際に強めのショアブレイクが崩れているのみで、それをいかにスムーズに超えてくか、
そしていかに沖で小さな風波を掴むか、という攻防が続きました。
1週目のボードを終えた時点では、僕と同じクラブメイトのハリエット・ブラウン選手が後続を突き放して大きく
リードしていたものの、2週目のスキーでショアブレイクにはまってしまい大きく後退。
1週目をずっと中盤で耐えていたカースティ・ヒギソン選手が一気に先頭に。
そのまま最後のボードレグを逃げ切り、ウィニングウェーブに乗ったのはカースティ・ヒギソン選手でした。
男子のレースが始まったのは午後1時過ぎ。
女子のレース時よりも風が強まり、少し沖でも波が崩れるようになりました。
沖から波を掴めるため、女子よりも男子は順位の入れ替わりが多くみられました。
特にM字シェイプの中間、波打ち際でのブイ回りはスキーやボードを持ちながら走るため、
選手同士のコンタクトが多く、とても白熱したレースが展開されていました。
昨日のroun3で優勝したマット・ベバラクワ選手はスキーでのスタートに失敗し最後尾からのスタート。
本命のシャノン・エクステイン選手、マット・プール選手、アリ・デイ選手などは順調に先頭集団でレースを
展開していました。
レースが大きく動いたの1週目のボードレグと、2週目のスイムレグ。
風が強まり沖から風波を掴む技術がものをいました。
1週目のボードで集団が大きく分かれ、2週目のスイムが終わり先頭に立ったのはシャノン・エクスティーン選手と
マット・プール選手。
M字の最終ブイを回った時点ではマット・プール選手が5mほど前でパドルしていましたが、
シャノン・エクスティーン選手は冷静にゴールからは遠くなる方向の左へ移動。
すると、ここでしか乗れない!としか言いようがない風波が崩れ、大きな波となり、
ビーチまでその波を乗りついてフィニッシュ。
ひとつ後ろの風波を掴んだマット・プール選手は惜しくも敗れました。
風・波を読む力、レースの展開のうまさが最後の最後に現れた、オーストラリアで
現在最高のサーフスキルを持つシャノン選手のベテランレースが見られました。
現在のトータルポイントでは、女子はジョーダン・マーサー選手、
男子はシャノン・エクスティーン選手がリードしています。
1月中旬にニューサウスウェルスのノースクナラビーチで行われるラウンド5・6で、最後の勝敗が決まります。
誰が今年度のキング・クイーンとなるのか、全豪中が注目しています。
日本も、これぐらいライフセービングスポーツが盛り上がってほしい!
いや、僕が盛り上げます!必ず!
西山 俊 選手 フェイスブック アスリートページ
「SHUN Nishiyama - ironman」
https://www.facebook.com/shunnishiyama0933?fref=photo
■プロフィール
名前:西山俊(ニシヤマシュン)
年齢:26歳
出身地:神奈川県
経歴:1988年、神奈川県生まれ。
ライフセービングを始めたのは大学に入学してからだが、大学3年で日本代表に選出。
その後も、全日本選手権アイアンマンレース優勝などの記録を残しながら現在にいたる。
ライフセービング歴は8年。現在は湯河原ライフセービングクラブに所属。
国内外でトレーニングを行いながら、ライフセービングの普及に努めている。
西山俊 選手、素敵なレポートありがとうございました。