cannibaljapan2016.05.04

キャンニバル ジャパン アスリート 前田 凌輔 選手 ASTCアジアトライアスロン選手権(2016/廿日市) U-23男子 レースレポート



ASTCアジアトライアスロン選手権(2016/廿日市) U-23男子 2016.4.29 Bullets 前田凌輔

U23では2回目のアジア選手権。
昨年は調整がうまくできず、そして暑さでスプリントになったにも関わらず、完走するのが精一杯という
情けない結果に終わっていたので、今年はなんとしてでも表彰台、優勝を目指してレースに挑みました。
調整の仕方も昨年一年間でしっかりと学びなおしていたので、今回調整に関しては不安はありませんでした。
レース当日、スタート前もリラックスした気持ちでスタートラインに立ちました。




SWIM 1500m (750×2lap)

波の流れ、風向きを考えて一番左からスタート。
端からのスタートなので、焦ることもなく抜け出すことができ、1stブイを回るときには先頭に。
そこからはペースを考えて、無理せず1周目を終えようとしたとき、スイムアップの位置を間違えてしまい、
5-10秒ほどロスしてしまいました。2周目に入るところで後ろとの差を確認。
20秒くらいかな?まさかで後続と差がついていたので、2周目は少しペースアップし逃げを試みる。
40秒差で単独スイムフィニッシュ。

BIKE 40km (0.5+5lap)

今回は少人数で逃げを決めたかったので、乗り出しは余裕をもって後続との差を確認しながら、自分のペースで。
2周目が終わるときには後続と1分半くらいの差に広がっていたので、まだまだ落ち着いて。
後続は日本3、韓国1、カザフ1+αの6人くらいの集団で、日本チームでテッペンを獲るのが、
レース前のみんなの目標だったので、チームとして2-3周目は動いてくれていました。感謝しかないです。
後続の日本チームはアタックを仕掛け、3周目からは日本人のみの3人の集団に。
後続が3人になっても、差が縮まらなかったので、このあたりからひとり逃げを意識しはじめる。
ランのこともしっかり考えてながら、無理はせず一定ペースを刻み、後続との差も徐々に広げることができ、
最終的には2分差で単独バイクフィニッシュ。




RUN 10km (2.5km×4lap)

ランはスイム、バイクで作り上げた2分という差を最大限に使ってでもいいから、最後まで逃げ切るのが目標でした。
沿道で応援してくれていた方からも、ペースを刻めば逃げ切れるとアドバイスを頂いたので、前半は余裕をもって。
…いたつもりでしたが、3周目に入ってから徐々に足が重くなってきて、体が言うことをきかなくなってくる。
だがまだ差があったので、慌てることなく落ち着いて落ち着いて。
4周目に入ったときにはトップでフィニッシュすることだけを考えて意地で体を動かし、最後の方はうっすらとしか記憶がありません。
なんとか優勝はできましたが、ランの力はまだまだ見れたものではないなと感じました。




今回は最高の結果で終えることができましたが、翌日のエリートレースを前に、
なぜ自分はこの舞台にすら立てていないのだろう、と思っていました。ITUポイントの関係もあるので、
すぐにエリートでアジア選手権、世界選手権に出場することはできませんが、いまできることに全力を注ぎ込み、
少しずつでもステップアップしていければと思います。
応援ありがとうございました!