cannibaljapan2016.10.13 VOL.2
キャンニバル ジャパン 契約 アスリート 西山 俊 選手 第42回全日本ライフセービング選手権大会 レポート
ライフセーバー 西山 俊 選手 第42回全日本ライフセービング選手権大会 レポートが届きました。
大 会 名 第42回全日本ライフセービング選手権大会 2016
開 催 日 2016年10月8・9日
開催場所 神奈川県藤沢市・鵠沼海岸
■出場種目と成績■
個人種目 オーシャンマン 優勝、サーフレース 6位
団体種目 レスキューチューブレスキュー 優勝、ボードレスキュー 優勝、オーシャンマンリレー4位
チーム総合 総合 3位
こんにちは!
キャンニバルジャパン契約アスリート、ライフセーバーの西山俊です!
去る2016年10月8・9日に、神奈川県藤沢市・鵠沼海岸で「第42回全日本ライフセービング選手権大会」が行われましたので、そのご報告をいたします。
ライフセーバーってこんな時期でも海に入るの?
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
今大会は僕らライフセーバーにとってもシーズン最後・そして最大の大会となっています。
次年度の強化指定選手・日本代表選手の選考大会にもなっていることもあり、
全ての選手が、ここに向けて一番ピークを合わせる大会となっています。
今大会は、台風20号のウネリや、接近中の低気圧の影響もあり、
かなり荒れたコンディションでの大会となりました。
まず10月8日の【大会1日目】、
僕が出場した決勝種目は「レスキューチューブレスキュー」という、
レスキューチューブとフィンを使用した団体種目でした。
溺者役が沖約120m先のブイまで泳いでいき、
それを救助者役がレスキューチューブとフィンを使用して救助し浜に戻り、
浜で待機している2名の搬送役に溺者を引き継ぎ、
約15m先のゴールを“溺者とともに”走り抜ける。
という人命救助を想定した競技種目です。
仲間の大きな力に助けられ、
まずはひとつ優勝することができました!
この種目は、実際の人命救助に一番似ていることもあり、
僕は特に意義のある種目だと思っているので最高に嬉しかったです!
そして【大会2日目】
朝から風速15m/秒以上の風が吹き荒れ、
午前中は競技が中止となってしまいました。
お昼ごろから風が落ち着き、競技は再開。
タイムスケジュールが午後に詰まったせいで、
僕は残りの4種目(予選も含めると6レース)を
休む間もなく出場することになりました・・・
まず行われた決勝は「オーシャンマン」。
僕が一番想いを込めており、
体力・技術・経験などすべての総合力が問われる
ライフセービング競技の花形種目です。
スイム・ボード・サーフスキー・ランの4種目を一人でこなす、
まさにキング・オブ・ライフセーバーを決める種目です。
トライアスロンと違い面白いのは、大会ごとにくじ引きが行われ、
この3種目の順番が毎回変わるところです。
どんな状況でも人命救助をしなければいけないライフセーバーにとって
どんな競技順でも対応しなければいけない事が、花形種目である理由でもあります。
そして僕の成績は・・・
オーストラリアで培った波への対応力を完璧に発揮することができ、
2位以下と大差をつけて優勝、昨年に続き2連覇することができました!
“勝って当然”とまで期待されすぎていたレースで、
プレッシャーに押し潰されそうでしたが、
応援してくれている方々のことを思いながらレースでき、
見事結果に繋げることができました!
この種目では、歴代最高の5連覇を超える
6連覇を目指して、これからも頑張っていきます!
続いて行われたのは、「サーフレース」と「オーシャンマンリレー」。
サーフレースはスイムのみで沖のブイを回ってくる競技、
オーシャンマンリレーは、オーシャンマンの各パートを一人ずつ、
4人でリレーする競技となっています。
結果は、連続するレースに体がもたず、
サーフレース6位・オーシャンマンリレー4位。
自身のタフさが足りず、悔しい結果となりました。
大会の最後に行われたのは
「ボードレスキュー」。
チューブレスキューと同様、溺者と救助者の2人で
今回はパドルボードを使用して救助を行う種目です。
この種目は、僕が溺者役となり泳いでブイへ。
チームNo.1のボードパドラーである青木選手が救助者で出場しました。
最終種目とあって僕も青木選手も疲労状態。
他チームの若手選手にリードを許すレース展開となりましたが、
波の崩れ方を的確に判断し、逆転優勝!
チーム3つ目の金メダルを獲得できました。
2日間の大会を終え・・・
僕の所属する「湯河原ライフセービングクラブ」は総合3位に。
2位とは1点差、そして1位とは更に1点差。
何かの種目であと2着ぶん順位が高ければ、総合優勝できていたために、
なんとも悔しい気持ちで大会を終えることになりました。
日本の大会シーズンはこれで終わり。
僕はまた、オーストラリアや海外に渡り修行をする計画です。
僕自身だけでなく、チームに勝利を与えられるような選手になれるよう、
もっともっと強くなるための冬にしていきたいと思います。
これからも、どうぞご声援のほどよろしくお願いいたします!
ライフセーバー
西山 俊
名前:西山 俊(にしやま しゅん)1988年生まれ 現在27歳
身長:176cm 体重:77kg
所属チーム:湯河原ライフセービングクラブ(Yugawara L.S.C)
西山 俊 選手 Shun Nishiyama
HP http://shun-nishiyama.com/
Facebook https://www.facebook.com/shunnishiyama0933?fref=photo
Instagram https://www.instagram.com/shuuun__nishiyama/
2016年主な成績
☆全日本ライフセービング・プール競技選手権大会
■100mマネキントゥ・ウィズフィン 54.44 優勝
■100mマネキンキャリー・ウィズフィン 49.38 優勝(大会新)
☆全豪選手権 AUSSIES2016
■サーフレース 準決勝敗退
■24歳以上サーフレース 決勝20位
☆神奈川県ライフセービング選手権大会
■サーフレース 優勝
■オーシャンマン 優勝
☆全日本ライフセービング種目別選手権大会
■オーシャンマン 優勝
■サーフレース 優勝
2015年主な成績
☆ISAパドルボード世界選手権出場
☆全日本ライフセービング種目別選手権
■オーシャンマン優勝
☆サンヨーカップ日本代表
☆サーフチャレンジ日本代表キャプテン
☆全日本ライフセービング選手権大会
■オーシャンマン 優勝
☆オレンジ・ジャーマンカップ日本代表
2014年主な成績
☆2014 ライフセービング世界選手権(フランス) 出場
☆2014年全日本ライフセービングプール競技選手権大会
■100mマネキンキャリーウィズフィン 優勝(日本新記録)
■100mマネキントゥ・ウィズフィン 優勝(日本新記録)
2013年主な成績
☆2013年全日本ライフセービング選手権大会
■オーシャンマン 準優勝
■レスキューチューブレスキュー 優勝
ライフセーバー 西山 俊 選手 第42回全日本ライフセービング選手権大会 レポートが届きました。
大 会 名 第42回全日本ライフセービング選手権大会 2016
開 催 日 2016年10月8・9日
開催場所 神奈川県藤沢市・鵠沼海岸
■出場種目と成績■
個人種目 オーシャンマン 優勝、サーフレース 6位
団体種目 レスキューチューブレスキュー 優勝、ボードレスキュー 優勝、オーシャンマンリレー4位
チーム総合 総合 3位
こんにちは!
キャンニバルジャパン契約アスリート、ライフセーバーの西山俊です!
去る2016年10月8・9日に、神奈川県藤沢市・鵠沼海岸で「第42回全日本ライフセービング選手権大会」が行われましたので、そのご報告をいたします。
ライフセーバーってこんな時期でも海に入るの?
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
今大会は僕らライフセーバーにとってもシーズン最後・そして最大の大会となっています。
次年度の強化指定選手・日本代表選手の選考大会にもなっていることもあり、
全ての選手が、ここに向けて一番ピークを合わせる大会となっています。
今大会は、台風20号のウネリや、接近中の低気圧の影響もあり、
かなり荒れたコンディションでの大会となりました。
まず10月8日の【大会1日目】、
僕が出場した決勝種目は「レスキューチューブレスキュー」という、
レスキューチューブとフィンを使用した団体種目でした。
溺者役が沖約120m先のブイまで泳いでいき、
それを救助者役がレスキューチューブとフィンを使用して救助し浜に戻り、
浜で待機している2名の搬送役に溺者を引き継ぎ、
約15m先のゴールを“溺者とともに”走り抜ける。
という人命救助を想定した競技種目です。
仲間の大きな力に助けられ、
まずはひとつ優勝することができました!
この種目は、実際の人命救助に一番似ていることもあり、
僕は特に意義のある種目だと思っているので最高に嬉しかったです!
そして【大会2日目】
朝から風速15m/秒以上の風が吹き荒れ、
午前中は競技が中止となってしまいました。
お昼ごろから風が落ち着き、競技は再開。
タイムスケジュールが午後に詰まったせいで、
僕は残りの4種目(予選も含めると6レース)を
休む間もなく出場することになりました・・・
まず行われた決勝は「オーシャンマン」。
僕が一番想いを込めており、
体力・技術・経験などすべての総合力が問われる
ライフセービング競技の花形種目です。
スイム・ボード・サーフスキー・ランの4種目を一人でこなす、
まさにキング・オブ・ライフセーバーを決める種目です。
トライアスロンと違い面白いのは、大会ごとにくじ引きが行われ、
この3種目の順番が毎回変わるところです。
どんな状況でも人命救助をしなければいけないライフセーバーにとって
どんな競技順でも対応しなければいけない事が、花形種目である理由でもあります。
そして僕の成績は・・・
オーストラリアで培った波への対応力を完璧に発揮することができ、
2位以下と大差をつけて優勝、昨年に続き2連覇することができました!
“勝って当然”とまで期待されすぎていたレースで、
プレッシャーに押し潰されそうでしたが、
応援してくれている方々のことを思いながらレースでき、
見事結果に繋げることができました!
この種目では、歴代最高の5連覇を超える
6連覇を目指して、これからも頑張っていきます!
続いて行われたのは、「サーフレース」と「オーシャンマンリレー」。
サーフレースはスイムのみで沖のブイを回ってくる競技、
オーシャンマンリレーは、オーシャンマンの各パートを一人ずつ、
4人でリレーする競技となっています。
結果は、連続するレースに体がもたず、
サーフレース6位・オーシャンマンリレー4位。
自身のタフさが足りず、悔しい結果となりました。
大会の最後に行われたのは
「ボードレスキュー」。
チューブレスキューと同様、溺者と救助者の2人で
今回はパドルボードを使用して救助を行う種目です。
この種目は、僕が溺者役となり泳いでブイへ。
チームNo.1のボードパドラーである青木選手が救助者で出場しました。
最終種目とあって僕も青木選手も疲労状態。
他チームの若手選手にリードを許すレース展開となりましたが、
波の崩れ方を的確に判断し、逆転優勝!
チーム3つ目の金メダルを獲得できました。
2日間の大会を終え・・・
僕の所属する「湯河原ライフセービングクラブ」は総合3位に。
2位とは1点差、そして1位とは更に1点差。
何かの種目であと2着ぶん順位が高ければ、総合優勝できていたために、
なんとも悔しい気持ちで大会を終えることになりました。
日本の大会シーズンはこれで終わり。
僕はまた、オーストラリアや海外に渡り修行をする計画です。
僕自身だけでなく、チームに勝利を与えられるような選手になれるよう、
もっともっと強くなるための冬にしていきたいと思います。
これからも、どうぞご声援のほどよろしくお願いいたします!
ライフセーバー
西山 俊
名前:西山 俊(にしやま しゅん)1988年生まれ 現在27歳
身長:176cm 体重:77kg
所属チーム:湯河原ライフセービングクラブ(Yugawara L.S.C)
西山 俊 選手 Shun Nishiyama
HP http://shun-nishiyama.com/
Facebook https://www.facebook.com/shunnishiyama0933?fref=photo
Instagram https://www.instagram.com/shuuun__nishiyama/
2016年主な成績
☆全日本ライフセービング・プール競技選手権大会
■100mマネキントゥ・ウィズフィン 54.44 優勝
■100mマネキンキャリー・ウィズフィン 49.38 優勝(大会新)
☆全豪選手権 AUSSIES2016
■サーフレース 準決勝敗退
■24歳以上サーフレース 決勝20位
☆神奈川県ライフセービング選手権大会
■サーフレース 優勝
■オーシャンマン 優勝
☆全日本ライフセービング種目別選手権大会
■オーシャンマン 優勝
■サーフレース 優勝
2015年主な成績
☆ISAパドルボード世界選手権出場
☆全日本ライフセービング種目別選手権
■オーシャンマン優勝
☆サンヨーカップ日本代表
☆サーフチャレンジ日本代表キャプテン
☆全日本ライフセービング選手権大会
■オーシャンマン 優勝
☆オレンジ・ジャーマンカップ日本代表
2014年主な成績
☆2014 ライフセービング世界選手権(フランス) 出場
☆2014年全日本ライフセービングプール競技選手権大会
■100mマネキンキャリーウィズフィン 優勝(日本新記録)
■100mマネキントゥ・ウィズフィン 優勝(日本新記録)
2013年主な成績
☆2013年全日本ライフセービング選手権大会
■オーシャンマン 準優勝
■レスキューチューブレスキュー 優勝