cannibaljapan2017.03.16

キャンニバル ジャパン 契約 アスリート 西山 俊 選手 Queensland Surf Life Saving Championship レポート

 



ライフセーバー 西山 俊 選手 Queensland Surf Life Saving Championship レポートが届きました。

大 会 名 Queensland Surf Life Saving Championship
開 催 日 2017年 3月10・11・12日
開催場所 North Kirra beach(オーストラリア・クイーンズランド州)

■出場種目と成績■

個人種目
アイアンマン             予選  12位 敗退
サーフレース             決勝    17位
ボードレース     予選    7位

                            準決勝    16位 敗退
スキーレース             予選        7位

                            準決勝  14位 敗退

団体種目

ボードリレー             予選       16位 敗退
タップリンリレー       予選       12位 敗退
ボードレスキュー       予選         6位 敗退
チューブレスキュー    予選         7位 敗退

■所感■
一番気持ちを込めて臨んだアイアンマン(オーシャンマン)では、スタートのスキーで少しミスがあり最後尾になってしまい、そのミスを挽回できず予選落ちしてしまったものの、ボードとスキーの2種目で初めて予選を通過することができ、準決勝まで進出することができた。
オーストラリアの主要大会で初めて予選を通過でき、自身の成長を感じることができた。サーフレースにおいても、トップとの差が少しずつ縮まっている印象だった。荒れた海での泳ぎ方と、混戦したレースの展開に慣れてきたことが理由のひとつだと思う。
前回のSummer of Surfから1か月、本当に体を追い込んできた結果、ボード・スキー・スイム3つ個々の能力において少しずつベースアップできてきた。あとはこれを、どうアイアンマンに繋げられるかが、これからの課題だと感じる。
どうしてもオーバーペースでレースを展開してしまい後半バテる傾向にあるので、自身をもって落ち着いてレースをすれば、全豪選手権ではアイアンマンにおいても更なる結果が出せると思う。


こんにちは!
ライフセーバーの西山俊です!

3月10日~12日にかけて行われた
「Queensland Surf Life Saving Championship」に出場してきました!




通称「ステート」と呼ばれるこの大会は、 オーストラリアで最もライフセービングが盛んな クイーンズランド州(ステート)のチャンピオンを決める大会で、 いわば全豪選手権の次にレベルの高い大会となっており、 2週間後に行われる全豪選手権の前哨戦として どの選手もかなり仕上げた状態でこの大会に臨みます。

僕も、前回の大会から1か月猛烈にトレーニングをして、 1週間の調整期間を設けてこの大会に臨みました。
かなり多くの種目に出場したので(全10種目) 主要種目のみ報告させていただきます。




【アイアンマン(日本ではオーシャンマン) 予選14位/16人】
大会毎にくじ引きが行われ、順番が変わる今回の種目順は
スキー→ボード→スイムの順番でした。

スイムが最後に来る順番は僕が一番得意としているので、 これはいける!と思って望みましたが、
スキーで集団の中に入ってしまいうまくパドルができず、 ほぼ最後尾でスタートすることになってしまいました。
それを挽回しようと思いボード→スイムで追い上げを試みましたが、
どうもオーバーペースになってしまったのか、
得意のスイムで体が動かず中途半端な結果に・・・

ミスをせず、最初から落ち着いてレースすることができれば
次のラウンドへアップできそうな位置だったため、すごく悔やまれます・・・




【ボードレース 予選7位/16人、準決勝16位/16人 スキーレース 予選7位/16人、準決勝14位/16人】
今回、とても調子が良かったのがこの2種目。
どちらも待ったく同じようなレース展開で予選を通過することができたのですが、
スタートをばっちりと決め、先頭集団の少し後ろ(5・6番あたり)で 終始レースを展開できました。
(8位までが次のラウンドにアップできます)

普段であれば沖ブイあたり(レースの丁度中盤)から徐々に離されていくのですが、
今回はずっとその位置でキープすることができ、
最後は波がきてしまい僕を含む6位~12位の選手が同時に波に乗ってしまったものの、
落ち着いて波が早く崩れるところをチョイスし、 ゴールラインを駆け抜けて7位フィニッシュ。

どちらか1種目だけだったら運の要素が強かったかもしれませんが、
2種目でアップできたのは自信になりました。
ただ、準決勝ではどちらも全く勝負できず・・・
もっと、絶対的な速さが無いと、確実にアップすることは難しそうです。




【サーフレース 決勝17位/36人 ・24歳以上サーフレース 決勝4位/20人】
この2種目は単純に泳力を競うだけの種目ですが、
その中でも、荒れた海での泳ぎ方・混戦の中での泳ぎ方が徐々に分かってきたこともあり、
今までになく善戦することができました。 順位よりも、
トップとの距離がそう感じさせました。 波などの運にもよるかもしれませんが、
入賞する日も近いのでは!?と思っています!




今大会を終えて、もちろん悔しい気持ち・実力がまだ足りない気持ちもあるのですが、
少しずつ自分が成長している事が実感できたと感じています。
ずっっっっと、何年も破れなかった一次予選の壁を徐々に破れるようになってきて、
次のレベルのレースができるようになりました。

ようやく、オーストラリアでのトレーニング・大会への臨み方が分かってきたのでしょうか。
トップ選手たちのスピードに脳(イメージ)が慣れてきたのかもしません。
この調子で、ここからさらに成長のスピードをアップさせていきたいですね!

さぁ、次の大会に向けて、また気持ちと体を整えていきます!

ライフセーバー 西山 俊