cannibaljapan2018.04.03

キャンニバル ジャパン アスリート 前田 凌輔 選手 ASTCアジアU23 日本代表選手選考会(2018/宮崎)



ASTCアジアU23 日本代表選手選考会(2018/宮崎) 2018.3.31 前田凌輔

ASTCアジアU23 日本代表選手選考会(2018/宮崎)
2018/3/31 開催地:宮崎市みやざき臨海公園公園周辺
順位:1位 出場人数:43人
Swim:750m (1lap) BIKE:20km (4km×5lap) RUN:5km (1.66km×3lap)
総合タイム: 0:57:04 Swim: 09:20(1) Bike:30:30(6) Run:16:36(2)
Topとの差 +00:00 +00:19 +00:30
 

 

 1位    0:57:04 前田 凌輔
 2位    0:57:14 山本 康貴
 3位    0:57:19 内田 弦大


リザルト https://www.triathlon.org/results/result/2018_new_plymouth_itu_triathlon_world_cup/321057


レース展開




スタートフォーンと同時にビーチから海へと走り出し、うまく抜け出せると思いましたが、
波に足を取られてしまい泳ぎ始めは周りの選手と横並び状態でした。
先週から自分の泳速はそれほど変わっていなかったので、そこから力ずくで抜け出すことはできず、
その状態のまま300m先の第一ブイまで進むことになりました。
ブイを3つまわる間に単独の2番手へとポジションを移し、後半は波の影響はほぼない
フラットコンディションだったので、バイクで大集団になるのも避けるべく、ペースアップを試みました。
スイムは前半より後半の方が気持ちよく泳げて、泳ぎも良かった気がします。




その感覚は当たっており、スイムアップのときに後続を確認すると少しばらけていたので、
バイクでさらに集団人数を絞るために、トランジッションまでは少し余裕をもたせながら、
呼吸を落ち着かせました。

バイクにまたがりスピードが乗ったところで後ろを確認すると、
選手の姿がひとりも見えなったので完全逃げ切りのレースに挑戦することにしました。
バイクではアグレッシブかつ丁寧な走りを心がけ、
集団との差を広げるためにはどのような走りが最善なのかを考えて走りました。




1周目を終えたところでは集団との差を確認し、
2周目を終えたところで再度集団と差の詰まり具合を確認すると少し詰められてしまっていたので、
ランのことも考え、そこで早くも逃げるのをやめてしまいました。
集団に加わってからは、ペースが落ちないように、同じ集団の6人と協力したことで、
少しずつ集団との差を広げられました。




バイク終了時には後続集団と50秒ほどの差をつけることができており、
トランジッションを先頭で飛び出したあとは自分のランニングに集中するだけでした。
バイクで刺激が入っていたのもあり、身体はよく動いていたのでオーバーペースには気を付けながら
、 練習どおりの走りをイメージして走り出しました。1kmを少し過ぎたあたりの折り返しでは、
まだ7人の差はほとんどなく、皆がお互いの様子をうかがっているようでした。

なので、各折り返しで各選手との差は確認するものの、一度も後ろを振り返ることなく走り続けました。
そうできたのも沿道の方から、走りのフォームがどうなっているよ、
後ろとのタイム差はこれくらいだよ、このままいけば大丈夫、など
たくさん応援やアドバイスの声をかけて頂けたので、自分のレースに集中しきることができました。
その結果、目標としていた優勝という、最高の結果を残すことができました。


所感・改善策
・1週間前のレースから感じている、スイムの出だしのスピード、パワーが不足しているのを、
次のレースまでに少しでも改善できるように継続して強化していく。
・バイクでの逃げ切りをもう1周様子を見てからやめても良かったのかもしれない。
そうしていれば完全逃げ切りのレースができた「かも」しれなかった。
・今回ランは良かったが、タイムを見ると世界のレースでは全く通用しないタイムなので、
練習のベースを上げるとともに、レースでは練習通りの走りができるような練習を積んでいかなければならない。


次戦
4/22 Subic Bay NTT ASTC Triathlon Asian Cup


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