cannibaljapan2018.04.27
第34回全日本トライアスロン宮古島大会 2018.4.22 所属:タチバナ接骨院、西京味噌 谷新吾
4月22日に開催された「第34回全日本トライアスロン宮古島大会」において
谷新吾は、総合9位、日本人6位になりました。
~第34回全日本トライアスロン宮古島大会~
【開催日】 2018年4月22日(日)7:00スタート
【開催地】 沖縄県宮古島市
【競技内容】 スイム3kmバイク157kmラン42.195km(制限時間13:30)
【出場者】 1676名(完走 1270名)
【リザルト】 https://systemway.jp/18miyako
【結果】 総合第9位(日本人6位)総合タイム8:42:43
スイム0:47:26(64位)/バイク4:25:31(7位)/ラン3:29:46(10位)
【レースギア】
スイムゴーグル :VIEW/DELFINA
ウェットスーツ :Volare(ヴォラーレ)
ウェア :キャンニバル/カスタムスペシャルウェア
レースベルト :キャンニバル
ランキャップ :キャンニバル/トラクターキャップ
ソックス :premier/COMPソックス
サングラス :premier/アイウェア17Ⅱ
ヘルメット :スペシャライズド/S-WORKS TT
バイク :FACTOR/スリック
ホイール :TNIロード38&コリマディスク
レースタイヤ :パナレーサー/RACE D-Evo3チューブラー
ハンドル :51SPEEDSHOP/モノライザーエアロバー
サドル :KOOBI/232T
ペダル :タイム/XPRESSO
バイクシューズ :スペシャライズド/TORCH2.0ROAD
ランシューズ :ニュートン/ディスタンスV
補給食 :メダリスト/エナジージェル
チェーンオイル :CERAMICSPEED/UFO DRIP
その他 :タービン
谷 新吾選手にインタビュー形式でレポート頂きました。
Q1 宮古島入りされてはいかがでしたか。
A1 やっぱりいいですね宮古島。天気は宮古島入りした木曜日もそこそこ良くていい天気でした。
金曜日、試走で伊良部島へ渡りましたが、最高でした。レース当日もこんな天気ならいいなと思いましたね。
Q2 現地入りされた体調はいかがでしたか。
A2 宮古島へ行く前から食欲があり、心配することなく現地入りしました。
時間を追うごとにいい感じです。現地入りしても食欲は落ちることがありませんでした。
暑いので、水分補給に気をつけました。
今年は、スタート位置を海に向かって右寄り有力選手の多いところでスタートしました。
Q3 レースまでどのように過ごされましたか。
A3 金曜日は、朝のスイムスタートに合わせて、7時から試泳しました。
コースロープはまだ張っていなかったので、例年でいくとこの辺りかな、と思って、泳いで沖に上がり、
2周回で1300mくらい泳ぎました。
ウェットの感じや体の感じを掴みながら泳ぎました。
バイクの試走は伊良部島に行って帰ってくる感じで昼過ぎには戻ってきました。
宮古島の美味しいもの、宮古そばは欠かせません。
その後は宿で、準備をして、ウェルカムパーティーに参加してゆっくりと過ごしました。
また、大会前日は仲間に声を掛け合って、恒例のうなぎを食べています。
スイムバイクを金曜日に行ったので、土曜日は、朝7時くらいから無理なく往復30分ジョグしました。
僕は、新品をレースで使います。
走る時に、宮古島の気象条件、ソックス、シューズを自分の身体に合わせていく感じです。
昨年のシューズも持って行きますが、新品は一番ですね。ソールのグリップが違います。
新しい気持ちにもなります。宮古島でまた1からスタートという感じですね。
Q4 緊張されましたか。
A4 緊張はなかったです。よく皆さんと喋っていました。たわいのないことで喋ってました。
それがまた楽しくて、「みんなで明日頑張ろう!」みたいな感じになるし、
気持ち的にも本当にスムーズだったと思います。
寝つきも良かったと思います、目覚まし前には起きました。
Q5 いよいよレースに向けて、準備はいかがでしたでしょうか。
A5 宮古島では、最近レースの前に雨が多いですね。
雨が多いので、バイクチェックの際に、自転車にカッパをかけています。
できるだけあまり自転車に悪影響がないように気をつけています。
レースで忘れ物がないように、補給食を何個つけるかとか、
毎回使っている持ち物リストがあり、ここ3年くらい使ったものがあります。
メダリスト、水割りメダリスト、水か麦茶も持ちます。
水割りメダリストでは、メダリストジェル12個を水割りにします。
レースではこれをほぼ完食します。
Q6 いよいよレース当日の朝。いかがでしたでしょうか。
A6 レース中に雨が降ったりしても気にならないのですが、
当日の朝、準備している時に雨が降るのは、ちょっと嫌だなと思います。
今年のレース当日の朝は、星が輝き、雨雲一つない天気で、これは大丈夫だと思いました。
Q7 いよいよ始まりました。スイムコースが2周回となりましたが、いかがでしたでしょうか。
A7 海どこを泳いでいるのか、わかりにくかったですね。右に、左に蛇行して泳いでいたように思います。
1.5kmで上陸するので、ちょっと安心ですね。スタートの混み合う感じは、例年もさほど変わりません。
Q8 スイム64位、バイク10位と今年もバイクで順位を上げられましたね。
A8 スイムからバイクへのトランジッションでは、だいぶ抜いていると思います。
スイムから上陸して、テント前で10名、テント中で10名、バイクにまたがるまでに10名、これくらい抜いている感覚です。
できるだけトランジットは早くしています。
Q9 写真で拝見しましたが、スイムではベルトをウェットスーツの下に付けて泳いでいるのですか。
A9 ベルトをウェットスーツの下に付けて泳いでいます。
宮古島はランで前後にゼッケンをつけなければなりません。
バイクで前にゼッケンがあると腿に当たって気になる方もいらっしゃいますが、
僕は気にならないので、最初からラン用ゼッケンにしています。
ゼッケンを折りすぎると、シワで見えなくなってしまうので、
少しコンパクトにしてウェットスーツの中に入れています。
これは、TEAM TEIKEIに所属していた時、小原さんから教わりました。
小原さんが、オリンピックディスタンスのレースで、ゼッケンを水着の中に入れて泳ぎ、
上陸したら、すぐゼッケンを出してバイクに行く。僕のレースナンバーの先生は小原さんです。
タービンもウエアの太ももに、一つずつ入れています。
これもキャンニバルのウエアなので、できる技です。
バイクスタートしシューズを履いて、タービンを鼻につけます。
Q10 バイクスタート後はいかがでしたでしょうか。
A10 時間帯によるかもしれませんが、いろいろ楽しめました。
天候がチェンジブルでしたね。晴れたと思ったら、バーっと降ったり、霧みたいに降ったり、と楽しめました。
初参加の方は大変だと思います。
多めの雨が長時間降ることはありませんでしたが、南国らしい季節感を感じました。
バイクスタート前からバイクは始まっています。
やっぱり前半は前を追いかける強い気持ちがあるのですが、中だるみが発生しまして、
それをどう乗り切るかが、順位を決める大きな要因になります。
70~80km~100km~110kmの中だるみのスローダウンをなんとか自分なりに乗り越えたように思います。
前との差を自分で確認できない時は、応援の声を聞いたりして確認します。
東平安名崎折り返しの対面走行区間は距離があるので、そこで前に誰がいるか確認できます。
自分の気持ちが前を向いているのか、気持ちが弱いのか、自身の確認もします。
強い気持ちで前の選手を追う、という思いがまだ残っていたので、
今回は、自分の中のコントロールは大丈夫でした。
Q11 ランはいかがでしたでしょうか。
A11 バイク前半から中盤までの走りをハードに こなしてきたので、
かなり足に負担があるなと感じ、思ったより足と体が動かなかったですね。
例年それは感じますが、今年は特に重くのしかかる感じでした。
1kmがなかなか5分切れないという感じで、スタートから最初は本当にきつかったですね。
その後も調子は上がらず、いつもの距離に達してもなかなか上がらず、
バイクで抜いた選手たちは、ランが早いです。近藤くん、原田くん、小嶋くん、外山くん、、、、
折り返しまでに7人ぐらいに抜かれました。
想定はしていましたが、実際に抜かれていくと、きついですね。
でも、一人二人はペースが上がったり下がったりなので、直線では見える範囲で走りました。
ただ、僕のランは、宮古島は後半が勝負と思っています。気持ちが切れそうになった時、自分が蘇ってくることを願いつつ。
昨年は、トップ10から落ちたけれど、僕は記録・タイムよりも順位だと思っていますので、
そこでもトップ10は諦めていませんでした。折り返しが12位だと思います。
ラン後半に入っても、なかなか調子は上がりませんでした。
上位の選手は想像通り、淡々、黙々と走っていましたね。
自分の走りに集中しようとしました。
後半は3人抜いたと思います。応援の方が11位と教えてくれました。
僕は感じませんでしたが、どうも前半向かい風だったようです。ただ、僕はそんな感じがなくて。
リザルトを見ると、今年はランタイムがみんなあまりよくないのですが、
後半はたぶんペースが上がった方が多かったのではと思います。
10位のパクさんが見えてから、パクさんを抜き、ある程度離れるまでが一番ペースが上がりました。
4分30秒まで上がりました。そうすると欲が出ます。
原田くんが見えて、一時はだいぶ差が開いていたのに、パクさんに追いつき追い抜くうちにぐっと近づきました。
ずっと原田くんの背中を追って走りました。
原田くんに最後まで追いつくことはありませんでしたが、最後に抜いたのは、
竹谷選手でした。街に入ってからなので、残り3kmくらいでしょうか。
原田くんが8位、僕が9位になり、最終的にその順位となりました。
Q12 9位でフニッシュ。入賞おめでとうございます。
A12 ありがとうございます。
素直に嬉しかったです。あー頑張ってよかったと思いました。
皆さん、ハードなレースを頑張ったと思います。応援の方からフニッシュしてからも声を掛けていただきました。
よう頑張ったね、と言っていただきました。
本当に色んな方に応援していただきました。諦めずにやってよかったと思いました。
Q13 キャンニバルウエアはいかがでしたでしょうか。
A13 かっこいい、すごく目立つ、と声をかけて頂きました。
世界のアスリートが着用しロングディスタンスの実績を十分に発揮してくれました。
生地がしっかりしているので、伸縮性、フィット感が良く、バイクでおきる股ズレやストレスも全くありませんでした。
信頼のおけるウエアーです。
Q14 過酷なレースゆえ、残念ながらリタイアになった方へ何かアドバイスございますでしょうか。
A14 宮古島は、山という山はありませんが、風があり、気象条件が変わりやすいです。
地元では、あのようなコースで練習はできないので、
まずは、日常のトレーニングで、この宮古島でどのくらい楽しみたいかを
頭に入れて1日1日過ごして頂きたいと思います。
宮古島はアップダウンがきついコースです。
バイク50~60kmすぐトランジットしてラン10~15km走るなど、
バイクとランを組み合わせ、レースと同じ仕様を体に作った上で練習をさせていく。
工夫されれば、できると思います。
ラン1本よりバイクとランを組み合わせたクロストレーニングです。
気持ちを1年間持ち続けるのは、大変難しいと思いますが、
1年間これをどのくらい自分の中で継続できるかが大切だと思います。
Q15 今シーズンの予定を教えてください。
A15 前半は宮古島、後半メインは佐渡です。
これからもいい練習ができるようにしていきたいです。
谷 新吾
谷 新吾 Shigo Tani (タチバナ接骨院・西京味噌所属)
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