cannibaljapan2018.05.15

キャンニバル ジャパン アスリート 前田 凌輔 選手 2018 ITU World Triathlon Yokohama レポート



2018 ITU World Triathlon Yokohama 2018.5.12 前田凌輔

2018 ITU World Triathlon Yokohama
2018/5/12 開催地:横浜
順位:48位 出場人数:55人
Swim:1500m (750m×2lap) BIKE:40km (4.4km×9lap) RUN:10km (2.5km×4lap)
総合タイム: 1:52:35 Swim: 17:44(42) Bike:56:00(4) Run:37:28(48)
Topとの差 +00:19 +00:06 +07:39
 

 

 1位    1:44:49 Mario Mola
 2位    1:45:40 Jacob Birtwhistle
 3位    1:45:51 Fernando Alarza
48位    1:52:35 前田凌輔


リザルト https://www.triathlon.org/results/result/2018_itu_world_triathlon_yokohama/321144


レース展開

前日から気持ち的にも身体的にもレースに向けて良い方に向かっていたため、
早くレースをしたい気持ちでいっぱいでした。

スタートフォーンがかなり早く鳴ったため、周りの選手はワンタイミング遅れてスタートしていましたが、
私はすごく集中していたのでフォーンと同時にスタートでき、その時点で身体ひとつ前に抜け出ることができました。
そのまま第一ブイまで順調に進んでいたのですが、自分の泳ぎ続けたいスピードに身体がついてこず
200mあたりから少し失速していました。そのためスタートグリットが外側だったこともあり、
折り返しのブイは4つとも大外を回ることしかできず、バトルは避けられましたが、
その分先頭からは遅れてしまっていました。
1周目の復路のときにはすでにバテてしまっており、スタートで得られたアドバンテージは全くなくなっていました。
2周目に入るところで前を確認すると30番手あたりだということが分かったので、
これ以上はポジションを落とさないように泳いでいましたが、2周目終了時には40番手まで落ちてしまっていました。

今回はウェットスーツ着用のレースだったのでまだトランジッションで少しは挽回できると思いなおし、
できる限りの速さでバイクに飛び乗り、前を確認すると25番手あたりまで追い上げられており、
さらにはバイク1周目の中盤あたりで第一集団にもすんなり追いつくことができたので、
ここで一旦落ち着くことができました。
バイクは集団のペースが上がっていなかったこともあり、2周目の時点で40人ほどの大集団になっていました。




3周目あたりまで集団の中盤たりで展開していたのですが、そこはできるだけ集団前方で
レースを展開したい選手がひしめいており、ポジション取りやペースの上げ下げが激しかったので、
思い切って最後尾まで下がることにしました。その選択は正解だったようで、
ストレスがかなり少なくペースも割と安定していたのでかなり楽に乗ることができ、
足をゆっくり温存することができました。
それができたのも3周目までで集団全体の動きを見て、
逃げが決まることはないような雰囲気を感じることができていたからです。
レースは後半になるにつれ落車が多くなり、それに巻き込まれる選手が続出していましたが、
私は集団後方で落ち着いて展開できていたのでうまくかわすことができていました。

残り2周半となったところでランニングへスムーズに移れるようにポジションを前方へ移し始め、
ラスト1周目に入る前には最高のポジションでランニングに備えることができていました。

最前列でバイクから降り、少々トランジッションはもたつきましたが、良いリズムで走り出しました。
今回は周りの選手とのレベル差があり、特に最初の1kmは速いことはわかっていたので、
自分のペースで走り出したのですが、500mあたりでスピード感覚的にも周りとの差的にも少し遅すぎると感じたので、
まずは日本人選手の後ろについていくことにしました。
ですが、つこうと思っていても足がこれでもかというくらい動かず、全くつくことができずに、
1周目が終わるときにはバイクで同じ集団だった選手が見えなくなってしまうほどに離されてしまっていました。




まだレースが終わったわけではないので、ここでは一旦落ち着きフォームなどを意識しなおし、
3周目以降に追い上げていく為の準備に取り掛かりました。ですが、思うように身体も動いてこず、
沿道からの応援にも答えようと何度もペースを上げようと試みましたが、
それを長く継続させることができずに気づいた時には最後尾にまで後退していました。
動かないなりに、遅いなりにその時できることはやりましたが、
それを走り、結果に繋げることができずにレースが終わりました。


所感・改善策
自分のやりたい動きや、思い描いているスピードに全く身体が対応できていないのが、
今シーズン前半レースにすべて出ています。レースを重ねるごとに問題点も見えてきて、
それをトレーニングによって改善させようと試みていますが、うまくかみ合わない状態が続いています。

今回のレースから東京オリンピックに向けたポイントシステムが開始されましたが、
現状では全く戦えない力しかないことをレースが証明してくれているので、焦る気持ちが募りますが、
いま取り組まなければいけないことに焦点をあてて、
まずはシーズン後半から少しずつ前進できるように気持ちを切り替えていきます。


次戦
6/10 Hualtulco World Cup


いつもみなさま応援ありがとうございます。