cannibaljapan2018.06.14

キャンニバル ジャパン アスリート 前田 凌輔 選手 2018 Huatulco ITU Triathlon World Cup レポート



2018 Huatulco ITU Triathlon World Cup 2018.6.10 前田凌輔

2018 Huatulco ITU Triathlon World Cup
2018/6/10 開催地:ウァトルコ メキシコ
順位:50位 出場人数:65人
Swim:750m (750m×1lap) BIKE:20.98km (5.2km×4lap) RUN:5km (2.5km×2lap)
総合タイム:58:58 Swim: 09:03(10) Bike:29:54(40) Run:18:51(55)
Topとの差 +00:11 +00:35 +03:26
 

 

 1位    55:32 Rodrigo Gonzalez
 2位    55:45 Manoel Messias
 3位    55:51 Diogo Sclebin
50位    58:58 前田凌輔


リザルト https://www.triathlon.org/results/result/2018_huatulco_itu_triathlon_world_cup/321355


レース展開
レース当日は身体の状態がすごく良く、ウォーミングアップもよくスタート前からすごく気持ちは高まっていました。
男子のスタート時間には気温が32℃まで上がっていたので、なるべく体温を下げるよう心掛け、
万全の状態でスタートしました。




ビーチスタートがうまくいき、100m後には良いポジションに落ち着くことができたので
余裕をもって泳げていました。中盤は多少のボディコンタクトはありましたがその後も問題なく、
5番手あたりでラスト150mを迎えました。
そこから少しバトルが多くなり、そこで少し消耗してしまったせいで10番手までポジションを落としてしまいましたが、
集団内にいることは把握できていたので、焦ることなくスイムアップ後に備えました。




トランジッションをスムーズにこなし、バイク乗り出しの時点で前2人が少し離れており、
5秒ほど間が空いて自分含め7人ほどの集団、その後ろは15秒ほどのギャップがありました。
できるだけ早く前の2人に追いつき10人ほどで後続との差を広げたいと思っていましたが、
集団が全然機能せず追いつくまでに1.5kmほど要し、
その後もローテーションに加わるのが4人ほどしかいない状態でした。
そんな状態だったのでペースも上げられるはずなく、
1周を終えないうちに後続の20人ほどの集団に吸収されてしまいました。
その後もペースは一定で、さらに20人ほどの集団にも追いつかれてしまい50人ほどの大集団となってしまいました。
そこから抜け出そうと自分を含め何度かペースアップ、アタックはありましたがどれも決定打にはならず、
ランニングへ移ることになってしまいました。




トランジッションに3番目で入ったおかげでT2もスムーズにいき、
集団から10秒前後のアドバンテージを得ることができ、走り出しは余裕を持つことができていました。
ですがバイクの中盤あたりから感じていた嫌な感覚が1km手前あたりで大きくなりはじめ、
1周目折り返しの時点では体温が上がりすぎてしまった影響で、高強度に身体が耐えられなくなっていました。
そのためペースを持続させることができずにいたので、エイドで水を飲むだけでなく、
積極的に身体にかけていましたが即効性は得られず我慢の時間が続きました。




自分以外にも同じ状態になっている選手が何人もいたので、その選手をペースメイクに利用していると、
残り1.5kmあたりから少しずつ身体が動くようになってきて、
せめてもの挽回を試みましたが時すでに遅く、50位というワールドカップでのワースト順位を
記録してしまう結果になりました。


所感・改善策
今回は完全に気候、暑さに対応できていなかったことが敗因です。現地入りしてから調整はうまくいっており、
暑さ対策もできる限り行っていましたが、完全には対応しきれませんでした。
上位に入った多くの選手は南米などの地域の選手でしたが、そうでない選手もいたので暑さに対応させる術は
今回行っていたもの以外にもあるのだと思います。
今後も熱帯地域でのレースは必ずあるので、他にどのような対策ができるのかを見つけていきます。

感覚的にもレース中にもパフォーマンスが上がってきているのは感じられているので、
次のレースに向けて切り替えていきます。




次戦
6/24 U23アジア選手権 (蒲郡)


いつもみなさま応援ありがとうございます。