cannibaljapan2018.08.16

キャンニバル ジャパン アスリート 前田 凌輔 選手 Mt Mayon ASTC Triathlon Asian Cups レポート 



Mt Mayon ASTC Triathlon Asian Cups 2018.8.12 前田凌輔

Mt Mayon ASTC Triathlon Asian Cups
2018/8/12 開催地:レガスピ(フィリピン)
順位:5位 出場人数:30人
Swim:1500m (1lap) BIKE:40km (20km×4lap) RUN:10km (2.5km×4lap)
総合タイム:1:51:19 Swim: 19:52(5) Bike:54:47(2) Run:35:07(7)
Topとの差 +00:06 +00:08 +02:06
 

 

 1位    1:49:11 Jumpei Furuya
 2位    1:49:54 Coggins Oscar
 3位    1:50:23 Ren Sato
 5位    1:51:19 Ryosuke Maeda


リザルト https://www.triathlon.org/results/result/2018_mt_mayon_astc_triathlon_asian_cup/322608


レース展開

蒸し暑い天候を予想していたが、日本よりははるかに運動しやすい天候で、日の出とともにレーススタート。
1stブイまでは650mあるのでスタートだけ抜け出して、あとは気張らずに泳ぐつもりだったが、
気づかないうちに左の方へそれていってしまっており、スタートで抜け出したものの集団になった時には
15番目あたりとかなり後退してしまっていた。

先頭との距離が少しずつ開いているのが確認できたため、ポジションを前の方に移しながらのペースアップを余儀なくされた。
幸い海の流れが向かっており、後ろにいる分にはペースは落ち着いていると感じられたため、
1000mほどかけて5番目あたりまで少しずつポジションを上げることができた。
そこでポジションを上げることはやめ、スイム後のトランジッションまでのラン、バイクの乗り出しに備えた。

トランジッションまでのランで身体がかなり重く感じ、バイクの乗り出しでもいつものように
踏み切れる感覚ではなかったので、今日はいつも以上に頭を使ったレースをしなければいけないと感じた。




1km地点あたりで6人の選手がまとまりローテーションが始まった。
このまま6人でいけるかと思ったが、後続から数人選手が迫っており、
僅か数メートルのところまで迫られたが、何とか集団が大きくなるのは回避でき、
7人の集団でレースを進めることに成功した。

今回は片道10kmのほぼ直線のみの単純なコースだったため、
実力者が揃う少人数の1stパックに入ることができれば、あとはその中でのラン勝負になってくるため、
コンディションが100%でないことも含めて序盤からポジションはベストなところに居続けることを意識した。

それを実行していてもレースが進むごとに足、さらには身体がいつもより消耗していくのを感じ、
この感覚は今まであればランが全く走れなくなるものだった。
だが、これを払拭するために2ヵ月弱のトレーニング期間を設けて強化に励んできた。
どうしたらランが走れるように身体をもっていけるかを考え、それをバイクから降りる最後の最後まで実行し続けた。

それが影響したのかはわからないが、バイクから降りた後の走りの感覚は、
スイム後の感覚よりもだいぶ良くなっており、あとはオーバーペースで後半に大失速してしまうのを防ぐだけだった。




走り出しは4人の選手が快調に飛ばしていたが、それに惑わされることなく
初めの5kmは余裕をもって走るようにペースメイクをした。
それは自分でもこのままで大丈夫かと思うくらい余裕がもてるペースであった。




3周目に入りここから前との差を詰めていくようにシフトした。
少しずつ前との差が詰まっているのは確認できたが、このままのペースではフィニッシュまでに追いつききれないと思い、
さらにペースアップを試みたがそれと同時に身体が動かなくなっていった。
どうしても表彰台は逃したくなかったので、その中でも最後まで前を追い続けたが、
結局前半の5kmで感じていた不安が敗因理由となってしまい、
前との差を埋めきることができずに5位でレースを終えた。


所感・改善策
約2ヵ月ぶりのレースで、自分のパフォーマンスがどこまで戻ってきているのかすごく楽しみに挑んだレースでしたが、
レース当日に100%コンディションを合わせることができませんでした。
昨年前半まではトレーニング期間中のレースでも、その中でのベストなコンディションに自然と合わせられていましたが、
今はまだそこに至るまで自分の身体を把握できていないと感じられました。
ですが、前半戦よりは確実にパフォーマンスは上がっており、身体の状態も良く把握できるようになっているので、
今週末出場予定の韓国でのレースは今回よりさらに良いコンディションで挑んでいけると思います。
また今回はかなり守りのレースをしてしまい、表彰台を逃してしまったと思っているので、
韓国ではスプリントということも踏まえ、
自分らしさを出していける攻めのレースでしっかりと優勝を狙っていきます。


次戦
8/18 Sokcho ASTC Sprint Triathlon Asian Cup and East Asian Championship


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