パワーメーターしか勝たん! SHIMANO DURA-ACE FC-R9200-P
先月GARMIN Edge540をご購入のお客様が 今月初めにSHIMANO DURA-ACE FC-R9200-P をご購入頂きました。ご使用された感想を頂きました。
この度、シマノのクランク型パワーメーターをスワッチさんで購入しました!
初めてパワーメーターを使ってみた感想は・・・
こりゃすごい!楽しい!
これまで以上にロードバイクで走りたくなる!
感動した!(盛ってません)
この感動を多くの人に知ってもらいたく、競技勢じゃない私でもどんなメリットを実感できたのかシェアしたいと思います。
【メリット1】パワーが見える!
パワーメーターを使うと当然ながらパワーがワット(W)で見える化されます。
多くの人は自分が出しているパワーを"感覚"に依存していると思います。その感覚を"数値"化してくれるのです。
(最上段が3秒平均パワーと体重比のパワー)
パワーが見えると何が良いか?
それはライド環境がどうであれ、一定のペース・強度で走ることができる 点にあると思います。
自分にとってちょうど良い強度が150Wだとして、追い風か向かい風か、平坦か上りかなどに関わらず150Wを維持することで、安定した持続可能な強度で走り続けることができます。
これまで苦行だった向かい風や上り坂も楽しめます。(苦しいは苦しいが、苦しいの質が変わる感じ)
また、グループライドにもうってつけです。
先頭を牽くAさんがスピードや感覚を頼りに走ってしまうと、自然とインターバルがかかったりして後ろの人たちは疲弊してしまいます。
スピードではなく強度を一定にすれば、付いていく人たちも安心して走れますね。
「Aさんの後ろは走りやすい!また一緒に走りたい!」と、モテ期到来間違いなし です。(証拠は無い)
【メリット2】ペダリング効率が見える!
パワーが見えるだけでもかなりのメリットがあるのですが、シマノのパワーメーターで分かるのはパワーだけに留まりません!
「フォースベクトル」という、ペダリングの力の向きや効率性を可視化してくれる優れた機能が付いているのです。
ペダルを回す際に、ちゃんと3時のところで最も力を入れることが出来ているか?6時の下死点で無駄に踏んでいないか?が図で確認できるのです。
合わせて左足と右足のパワーバランスも分かります。
私は利き足が右足にもかかわらず右の方がペダリング効率が低く、左右のパワーバランスも51:49と右の方が弱いということが分かりました。
はっきりとした原因は分かりませんが、体そのものの左右バランスが崩れていたり、右足ばかり意識していることが裏目に出ている可能性があります。
そういう新たな気づきが得られるのもメリットですね。
フォースベクトルはGarminのサイコン画面で随時確認することが出来ます。
そのため、どういうペダリングをしたらペダリング効率の数値が上がるか、試行錯誤しながら走っています。(ライド中のサイコン凝視は危険ですのでご注意を)
これらの情報はライド後にも確認することが出来ます。「Shimano Connect Lab 」というサイトでは、過去のライドのパワー推移やペダリング効率などのデータがチャートや散布図で見れるようになっています。(スマホからでも見れます。)
すごい!すごいよシマノさん!
【メリット3】スタミナが見える!
パワーメーターに加え、心拍計もサイコンに繋げて何度かライドを重ねれば、自分のスタミナまで数値で見える ようになります。
今のペースだとあとどれくらいの距離を走れるのかが分かるので(
これまで「往復150km走るから」と前半抑えても、最後の10kmで突然のスタミナ切れ・・・なんてこと、たくさん経験しました。感覚に依存した前半のペースがオーバーペースだったのでしょう。
自分のスタミナが数値で見えれば、こういったスタミナ切れも未然に防ぐことが出来ます。
上の機能以外にも、自分に合ったトレーニングメニューの作成や、自分の脚質がクライマーなのかスプリンターなのかなど多方面からの分析を行ってくれます。
「あくまで趣味なんだから、そんなたくさんの数値に囲まれて走りたくない」
「己の感覚を磨くことが最も大事」
と思うかも知れません。
でも皆さん、もし健康診断のメニューが身長・体重・血圧のみだったらどう思いますか?
もっと多面的に検査をして、検査結果を"数値"で示してほしいですよね?じゃないと、体のどこが悪くて、生活をどう改善すれば健康でいられるのか分かりません。
ロードバイク生活でも同じだと思います。
スピードだけ計測しても、スピードは風向きや勾配などによって大きく変わるので、ちょうど良いペースで走れているのかは分かりません。
ケイデンスもそうです。回転数は分かっても、ペダリングが上手なのかは分かりません。
より速く楽に効率的に走れるようになるには・・・
すなわち、いつまでも無理なく健康的にロードバイクに乗り続けるには、数値を見た方が望ましい のではないでしょうか。
パワーメーターという名のサイクリストのための健康診断、皆さんもぜひ始めてみてください!